日本の職人さんの心意気が詰まったスニーカー
スピングルムーヴ!!


スピングルムーヴのフットウエアは、職人気質の息づく街、広島県府中市生まれ。
ここには70年以上前からゴム製品を手がける老舗総合メーカーの工場があります。かつて世界の有名ブランドスニーカーはそれぞれのプライドをかけ自社の国内工場で作られていました。しかし近年大手メーカーのほとんどがコスト削減などの合理主義に走り、生産拠点は中国や東南アジアに移転。各メーカーは国内工場を次々に閉鎖していきました。

そんな中この老舗工場社長の「日本国国産品のクオリティや伝統ある技術を後世へ継承するために、なんとか自社の国内工場を残したい・・」という思いから、2002年ひとつのブランドが誕生しました。

それがスピングルムーヴです。


伝統の技法 バルカナイズ製法
生ゴムに硫黄を混ぜて加熱するとゴムの剛性や弾性が向上し、より安定した物性を示します。アメリカ・コネチカット州生まれのチャールズ・グッドイヤーがこの加硫法を発見したのは1839年のこと。実に今から160年以上前のことです。その後この特色を利用したゴム底のシューズ、いわゆる今日の「スニーカー」と呼ばれるものの原型です。

その製造法こそがバルカナイズ製法です。
簡単に言えば、硫黄を混ぜて作られたゴム底とアッパー(靴本体)を接着し、加硫缶と呼ばれる大きな釜の中で加熱するというものです。バルカナイズ製法は基本は手作業!!手間がかかるため多くの靴メーカーは効率重視でこの設備を廃棄してしまいましたが、スピングルムーヴの府中市の工場はゴムや革といった原材料を調達する以外の全ての工程を自社工場で行うことが可能!ほぼ全ての作業を熟練の職人さん達が1足ずつ手で作っています。

日本人の足にフィットするよう設計!

欧米人に比べかかとが小さい日本人の足に合わせ、かかと部分をやや小さめに設計。またヒールカウンター(踵を安定させる半月形の芯)に加熱し立体成形した芯を使用。足とかかとの一体感が高まり、かかとが脱げにくく、靴ズレ防止にもなっています!



くつ家ともだ的見えないところのご紹介!(興味のある方だけどうぞ!)
SPINGLE MOVE 主なソールデザイン

8番ソール  ▼8番ソール

 ウネウネラインが特徴のスピングルを代表するソール。どこかで見たことないですか??そう、昔の上履き・体育館シューズに使われていたアレです!

代表モデル=SPM-101、SPM-110など


 ▼41番ソール

 リボンのような柄が互い違いに連続して配置されているユニークなソール。こちらも古くから老舗工場が手がけていたシューズに使われていたそうです。

代表モデル=SPM-501、SPM-760など


 ▼23番ソール

 まるで鳥の皮みたいなイボイボパターンのシンプルなデザイン。かつてこの老舗工場が生産していた多くのシューズに使われていたものが工場にはたくさん残っています。それをアレンジして流用したのもスピングルの面白さ!

代表モデル=SPM-250など


 ▼17番ソール

 こちらも昔から使っていたソール。国内外を問わずこのソールパターンは過去の名作に多く見られるものでケッズのキャンパススリッポンなどにも採用されています。スピングルでは尾道帆布を使ったコンバース似のモデルなどに採用。ちなみに工場ではあのミキハ○スの子供靴も生産されていていくつかにこのソールのちっちゃい版が使われていたりするのだぁ〜!!

代表モデル=SPM-321、SPM-351など


 ▼カッティングソール

  トップサイダーのデッキシューズに代表される、グリップ力バツグンのソールパターン。フラットなゴムに、ウネウネの切込みをいれたシンプルなソールで、様々なスニーーカーに使われています。このパターンは犬の肉球の構造をヒントに開発されたと言われています。スピングルでは更に耐摩耗性とグリップ性をアップさせています。 本来スピングルのソールは、バルカナイズ製法ですが、カッティングソールは別の配合・製法によって作られたゴム底です。ただし、サイドテープが従来のSPMと同じ加硫したゴムの場合は、その部分と既に完成しているカッティングソール、そしてアッパーを接着後過熱しなければならないので、やはり最終的にはバルカナイズ製法と言えます。

代表モデル=SPM-750など


 ▼27番ソール

  細かい網目パターンとやや太目のウネウネパターンからなるこのソールもまた広島の老舗工場ならではのもの。古くから地下足袋に使われていたためそのグリップ力はお墨付き!!ゆったりラスト(木型)を採用した新シリーズのモデルにも採用されています。

代表モデル=SPM-215など


 ▼34番ソール

  鎖のような独特のパターンソールは、老舗工場が誇るベストセラーブランド「ワンマイル」の初期のモデル等に使われていた、こちらも古くからあるソールデザインです。

代表モデル=SPM-056